人探しの現状
人探しと聞くと、警察へ捜索願を出すことを想像する人も多いですが、行方不明者を探す方法は何も警察だけではなく、民間の協力団体や調査業者が一緒になって人探しにあたることもあります。

現在日本では、行方不明者として警察へ届けられている捜索願の件数が10万件以上あります。その中で年間発見される行方不明者の数は5千人から8千人程度、そして年間に出される捜索願の数は2万人ほどといわれています。

発見される数よりも行方がわからなくなっている人のほうが多くなっており、その捜索に割ける人員も不足している現状があります。
そのため、捜索を警察だけではなく、民間協力団体に依頼して、または個人で家族や友人が協力して捜索活動をおこなっています。

行方不明者の傾向
行方不明となる人には決まった傾向があり、主に以下の4つの項目に該当する人が捜索願が出されています。

・高齢者で、認知症を患っている人
・うつ病患者、またはうつ病の疑いがある人
・未成年の行方不明者
・自殺を考えている人

以上の4つが主な行方不明者の傾向になります。
高齢者の認知賞患者の場合には、高齢化社会が進む中で、1人で暮らしている高齢者が増えており、周囲とのかかわりもすくなくなっていることから、行方がわからなくなってから捜索まで、家族や友人が気が付かないこともあり、捜索が難しくなることもあります。

うつ病患者、またはうつ病の疑いがある人の場合には、自殺を考えてしまう人も多く、一刻も早く捜索して見つ出すことが求められます。

未成年者の行方不明者に関しては、近くの家出から遠く離れた場所まで、行動力と金銭関係が影響して捜索の範囲が広くなることも有ります。また、未成年者の犯罪に巻き込まれてしまうケースも多発しているので、こちらも早期発見が求められています。

自殺を考えている人の場合には、気付かれないようにする人、または気付いてもらいたいと思っている人などそれぞれの傾向があり、見付かる前と見付かった後のケアというのは大変重要になります。

これらの傾向を判断して人探しは行う必要があり、人探しは行方不明者の命に関わる大変デリケートな事件なのです。

行方不明者と失踪者と家出の違い
よくテレビや新聞などで、「行方不明者の捜索」や「失踪事件」、「家出をした少年少女」といった言葉を目耳にすることがあります。

これらをひとめとめにして行方不明者として取り扱うことも有りますが、厳密には定義が違ってくることをご存知でしょうか。

それぞれの言葉の定義について解説をすると以下のようになります。

・行方不明者とは
災害や事件、またはその他の事情によって、その人物と連絡が取る事が出来ない、居場所や行き先、安否の確認が出来ない状態のことを言います。
人探しをする上でもっとも多く使われる状態のことで、手がかりも少ない状態のことを言います。

・失踪者とは
行方不明者とほぼ同意語であり、未成年の場合には行方不明、成人していた場合には失踪者と使い分けられることもあります。
主に、自分の意思や他人によって行方がわからなくなっている状態であり、事件性の強い場合にもこの表現が使われることがあります。

・家出
人探しの件数ではもっとも多いとされる家出ですが、この定義には、自分の意思で行方をくらませており、一定の社会との繋がりを持っている状態のことを言います。

以上の表現と定義の違いはありますが、人探しをおこなう場合には、まずその人が何故自分の行方をくらませてしまったのか?またはその行動に本人の意思があったのかなどを判断して捜索に当たる必要があります。

リンク集

盗聴防止ウェブ
盗聴防止ウェブでは盗聴に関する最新の情報から防止方法と予防方法に関する知識をまとめたウェブサイトです。

企業の信用調査の費用解説ウェブ
企業の信用調査を探偵にしてもらう場合の調査料金について紹介しているサイトです。

探偵料金ナビゲーター
探偵料金に関する情報を集めたサイトです。